わたしのうた

わたしのうた


何も持たずに 裸で生まれて来たわたしは 妹弟の手を取り 坂道を歩いてきたわたしは 泣き疲れて眠ったわたしは かけがえのない 命のいくつかを見送ったわたしは 家族の優しさに震えたわたしは ​ 気がつけば幾重にも繋がれた 四季折々の景色と忘却の中に そっと 置かせてもらったのだと知った ​ 歩をすすめる度足元にひとつ 光り枯れ色褪せ

また色付いた そのひとつひとつが ​ わたしの詩(うた)