わたしのうたわたしのうた何も持たずに 裸で生まれて来たわたしは 妹弟の手を取り 坂道を歩いてきたわたしは 泣き疲れて眠ったわたしは かけがえのない 命のいくつかを見送ったわたしは 家族の優しさに震えたわたしは 気がつけば幾重にも繋がれた 四季折々の景色と忘却の中に そっと 置かせてもらったのだと知った 歩をすすめる度足元にひとつ 光り枯れ色褪せまた色付いた そのひとつひとつが わたしの詩(うた)
わたしのうた何も持たずに 裸で生まれて来たわたしは 妹弟の手を取り 坂道を歩いてきたわたしは 泣き疲れて眠ったわたしは かけがえのない 命のいくつかを見送ったわたしは 家族の優しさに震えたわたしは 気がつけば幾重にも繋がれた 四季折々の景色と忘却の中に そっと 置かせてもらったのだと知った 歩をすすめる度足元にひとつ 光り枯れ色褪せまた色付いた そのひとつひとつが わたしの詩(うた)