ポリアフの腕に身を預けて


雪の似合う人がいる

寒さに震えることもなく 愛おしいものに触れたくて 雪の中に身体を預けているかのように

そこにどんな物語が見えているのでしょう

ポリアフが手招きをする 一緒にこの物語を見てみましょうと

そこにあるのは 凍えない 暖かな雪

結晶のひとつひとつが 自分だけの物語を語る

それは わたしの物語だと静かに囁きながら 奏でるものは 孤独と歓びの旅物語

ポリアフが微笑む 凍えない暖かな雪のマントで 彼女を包み込みながら

きっとこれを繰り返し見たのですね そこにある ひなたの中で咲く小花のようなこころを

雪の似合う人がいる ありのままの姿を受け入れて 白の景色に身体を預け 自分の物語を抱きしめる人

わたしも見てきたのかも知れない 冬枯れが怖いと 忘却の彼方へと遠ざけた ひと握りの物語