波の音は明けない朝を洗って波の音は明けない朝を洗って足の下の砂が水にさらわれてゆく 波打ち際でわたしの世界は どうしてこんなに小さいのだろう 恐れを美化し続けたいつまでも明けない朝 いったい何に酔った日々を繰り返していたのだろう 不規則に連なる音はやがて 次の崩れる波の音を運び わたしの憂いと、儚い記憶を持ち去って行った だからわたしはここに来る だからわたしは 何も求めずとも良いのだと知るために ここに来る詩【想】
波の音は明けない朝を洗って足の下の砂が水にさらわれてゆく 波打ち際でわたしの世界は どうしてこんなに小さいのだろう 恐れを美化し続けたいつまでも明けない朝 いったい何に酔った日々を繰り返していたのだろう 不規則に連なる音はやがて 次の崩れる波の音を運び わたしの憂いと、儚い記憶を持ち去って行った だからわたしはここに来る だからわたしは 何も求めずとも良いのだと知るために ここに来る