瞼の中に沈む黒

瞼の中に沈む黒


目を閉じる

不確かな余韻を秘めた

美しい黒


目をこらすと映る満点の輝き

腕を差し出しその中に横たわる時

ハラハラと伝わり落ちる懇願の雫が

またひとつ輝きを放つ

わたしだけの

万華鏡のカケラ


わたしは美しい黒の中にいるのでしょう

閉じた目を開いた時

見慣れた風景がそこにあるから

安堵の衣に包まれて

また

カケラを探しに行くのでしょう


不確かな余韻を秘めた

瞼の中に沈む黒の中へと

幾たびもまた