背中越しに秋背中越しに秋きらめく熱い喧騒にからだを揺らした それはほろ苦い白昼夢だったわね情熱の踊り子たちが手を取り合ったまま ほら、舞台のそでへとからだを隠す 背中越しに見つけた柔らかい風に乗る 色付く少し前のひらりとした一葉 何もかも陽気な太陽のせいにして 昨日見た夢はどこかにしまっておきましょう 淡いベルベットに手を通したら ゆるめた目元に気がついた わたしは今頷いた?誰に向かってか口にしてそれからまた優しい手ざわりの 本のページをめくった 詩【漂】
背中越しに秋きらめく熱い喧騒にからだを揺らした それはほろ苦い白昼夢だったわね情熱の踊り子たちが手を取り合ったまま ほら、舞台のそでへとからだを隠す 背中越しに見つけた柔らかい風に乗る 色付く少し前のひらりとした一葉 何もかも陽気な太陽のせいにして 昨日見た夢はどこかにしまっておきましょう 淡いベルベットに手を通したら ゆるめた目元に気がついた わたしは今頷いた?誰に向かってか口にしてそれからまた優しい手ざわりの 本のページをめくった