言葉を失くしたわたしは
言葉を失くしたわたしは 青い小鳥のように 今日もさえずる 言葉を失くしたわたしは たっぷりと豊かに そして可憐に その通る路々で 揺れる花々にキスを贈る 少し困ったふりをするのは とても良く見えてしまった時 それは誰かの背中で揺らぐ 蜜のような淪落への多招き 言葉を失くしたわたしは わたしの手の中にある 純白のブーケを今日はどうしようか
明日はどうするだろう と、しばらく考えても きっと衣のヒダに隠しながら さえずるのでしょう わたしは し・あ・わ・せ