おいらく

おいらく


よく知りもしない草に手をついて

落とした色を見る


星の少ない夜にあらわれた

翳りをおびる無彩色

どこまでもどこまでも広がり

落とした色は仮の姿だと思い知った


熱の枯れた土の上で

目を閉じて

熱の枯れた身を

ひとり笑う


知ったつもりの黒いしじま


待ちくたびれた星が

蛍を呼んだ