繁栄の跡

繁栄の跡


キャラバンが見た夜空の回廊 ラクダの背が運んだ絹 人は動き道は動かず 今は打ち捨てられた都の 足跡を覆う草は痩せた装束 わずかに残る年老いた伝説は 時代に消えた北辰を指さす者 虚構を疑わずに 恐れるものを ただ恐れていればよかった世界 キャラバンが見た夜空の回廊 北辰を指さす者 石のつぶてのひび割れに その身を押し込んだたくさんの冒涜と 踏みつけられては足首を掴む 神々の切れ端

再びここで踊りだせば 情熱の吐息は四方の目に射抜かれるのか ドゥタールをかき鳴らすその手に導かれ 白々とあけるはずだった夢が地下に潜るように 作られた神と作った戦 どちらの手も届かなかった廃墟の寝床が連なる道を 星は見下ろす