白い嵐

白い嵐


美しくも射抜くような目をした女がひとり踊り狂う時

ものの怪のような唸り声を上げて大地を覆う白が舞い上がる

凍った空間を容赦無く鼓舞する白い嵐

悲しいか

大地から生えたコンクリートの塊が

光の束を集めて薄っすらと笑う 白の唸りは力を削がれ

女は膝をつく

やがて迎えた静寂にその身を横たえ

束の間の夢と知った朝に白の闇は消えた

悲しいのか 柔らかなひとひらが、白銀の世界に溶けていった