安堵

安堵


澄んだ黒に沈む

不確かな罪悪

むくむくと頭をもたげる刹那

白い羽が

押しとどめ

封じ込め

まとい続けた

無垢な嘘

解放は自らの渇望だと知り

傷付いた罪悪と

傷んだ羽に

手を差し伸べる

ふっと楽になる呼吸

初めて正視できた

鏡の中のわたし

目頭から落ちる

安堵

 © 2017 Midori Yoshida