沈黙
朝になる前
薄暗い静寂の中で思い出すのは
子供の頃紙の中でみた
重たいグレーの
異国の空を泳ぐ魚
傍らで眠る人の頬に
爪をたてる
ゆうべ飲んだアディントンが
わたしを眠らせてくれない
嫉妬と
あとひとつ
何か