遮断遮断隔てた磨りガラスは 西日の熱痛めて曲がる背骨を見れば 当てようと差し出した掌は 躊躇い ただバタバタと 腕だけが宙を舞う鏡だったはずの磨りガラスは 鬱々とした西日の熱 不問に付してきた 瞼の裏の憂い逸らした目が言葉を壊す不器用で ただ不器用で 哀しくて 哀しくてそれでもまだ 西日の向こうに渡す言葉をわたしは自らに問う詩【想】
遮断隔てた磨りガラスは 西日の熱痛めて曲がる背骨を見れば 当てようと差し出した掌は 躊躇い ただバタバタと 腕だけが宙を舞う鏡だったはずの磨りガラスは 鬱々とした西日の熱 不問に付してきた 瞼の裏の憂い逸らした目が言葉を壊す不器用で ただ不器用で 哀しくて 哀しくてそれでもまだ 西日の向こうに渡す言葉をわたしは自らに問う